エッチングについて
エッチング(フォトエッチング)は、金属などの素材に写真製版プロセスを用いて必要なパターンに耐食膜を形成し、
部分的に腐食させる化学的な精密加工技術です。精密写真画像により加工形状を決めるため、ミクロンの複雑微細な形状パターンが可能です。
その他のエッチング技術についてはこちら
フォトエッチングについて
加工板厚0.005t~2.0t その他の板厚はご相談ください。
![フォトエッチングについて](https://www.kohkenc.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/11/エッチング工程表.png)
フォトエッチングとその他加工技術について
![フォトエッチングとその他加工技術について](https://www.kohkenc.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/12/エッチング比較表.png)
エッチング(フォトエッチング)のメリット
加工する形状やその面積の大小に関わらず、短納期で加工が可能
多数個が同時に加工でき量産に最適
バリ・歪み・カエリ・加工硬化のない高精度加工
プレス加工などの高価な治具は不必要で、イニシャルコストを大幅削減
![エッチング(フォトエッチング)のメリット](https://www.kohkenc.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/hair-1024x576-1.jpg)
加工可能な材質
・ステンレス ・銅材 ・リン青銅
・ベリリウム銅 ・真鍮 ・アルミニウム
・ニッケル ・チタン ・その他
コーナーの形状
外角及び内角にRがつきます。
外角は板厚の40パーセントになります。
内角は板厚の80パーセントになります。
![コーナーの形状](https://www.kohkenc.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/116262595_3273424922717030_6398972344145882067_n.png)
寸法公差
寸法公差は板厚によって変わりますので、確定的な標準を決めることは難しく、ある程度の幅があります。
一般的には板厚の±10~15パーセントが標準になりますが、試作及び小ロットの場合は
さらに厳しい要求にもお応えできますので、あらかじめご相談ください。
断面の形状
断面の形状サイドエッチという現象がどうしてもさけられませんので、
製品の断面は図の様になります両面エッチングの場合は板厚の10パーセント以内になります。
片面エッチングの場合は板厚の20パーセント以内になります。
![断面の形状](https://www.kohkenc.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/117314225_3340629192652018_8930635903578777685_n.png)
加工限界
加工限界最小D寸法は板厚相当になります。MIN/0.05mmです。
最小W寸法は板厚の1/2相当になります。MIN/0.03mmです。
![加工限界](https://www.kohkenc.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2020/08/116582217_213137886775916_3551324729770146198_n.png)